花

シニアにも人気・アロマテラピーとは

さまざまな植物から抽出した効能のある精油を、アロマオイルあるいはエッセンシャルオイルと言いますが、それぞれ効能があり、健康や美容、精神的な部分で効果を発揮してくれるもので、エジプトの壁画にもあるように、数千年も前からアロマテラピーがあったことも分かっています。
アロマテラピーはいわゆる香りによる療法という意味で、アロマオイルを使用して体や心を改善していくというものなのです。

多くの場合、香草や薬草や樹木などの花、茎、葉、皮などを水蒸気蒸留によって作られたアロマエキスを使いますが、煎ったコーヒー豆や、擦った生姜も使用します。
そしてそれぞれに効果、効能があり、わたしたちの心と体に良い影響を与えてくれるのです。
ただし心落ち着けたいときに、やる気が出るアロマオイルを使用してしまうなど、逆効果にもなるので効果をしっかり把握していなければなりません。

アロマテラピーの方法について

アロマテラピーではアロマポットなどを使用し、香りを部屋中に発する方法があります。
他にも蒸気吸入が向いているアロマオイル湯船に入れてアロマ湯にしたり、香水のように肌にスプレーしたり、マッサージオイルとして使用することもあります。
また枕カバーやシーツなどに、寝る前にサッとスプレーして睡眠をサポートしたり、いろいろな方法もあり芳香の道具がなくても行うことができます。

衣服に付けた場合、布地にしみができることもあるので注意しなければなりません。
また肌に付ける場合は、炎症を起こすこともあるのでパッチテストをしてからにしましょう。
寝室などにはアロマポットなどを一つ準備しておくと、簡単にいろいろな香りを楽しむことができます。

アロマテラピーの目的について

アロマテラピーの目的は冷え症改善、悪阻軽減、胸焼け軽減、食欲増進、ホルモンバランス改善など健康効果もありますが、特に精神の安定、元気を出す、深い睡眠、集中力を高めるなど精神的な向上にも効果が高いと言われています。
例えば精神的な面では睡眠トラブルを解消するためには、マージョラム、カモミール、ラベンダー、ネロリなど。

集中力を高めたいときにはレモン、ローズマリー、ペパーミント、ユーカリなど。
やる気が出ないときにはグレープフルーツ、クラリセージ、ジャスミンなど。
ストレスやイライラにはラベンダー、オレンジ・スイート、ゼラニウム、イランイランなど。

また健康面では例えば悪阻にはジンジャー、オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ミントなど。
頭痛にはラベンダー、グレープフルーツ、ローズマリー・シネオール、カモミールローマンなど。
冷え症にはマジョラム・スイート、ローズマリー、レモン、ラベンダー、ジンジャーなど。