新しい刺激が多い
老後の趣味はピアノが良いというのを、雑誌などで見たことがあるという人も増えているそうですが、ピアノには以下のような面で認知症対策になるところがあるため、このような話は嘘ではないという事実もあります。
第一に、老後の趣味はピアノが良いと言われていますが、ピアノというのは誰でも弾けるような曲も存在するため、ピアノを始めることそのものにストレスがかからないという長所があります。
ピアノ以外ではサックス、ギターなども習いものでは人気が高いのですが、これらは楽器そのものにかかる費用、習熟するために必要な練習時間などがピアノと違っているので注意してください。
簡単にまとめてしまうと、ピアノのほうが初心者向きなのです。
第二に、ピアノは本格的なものでなければ、それほどお金がかからないようになっています。
先ほどのサックス、ギターの場合は3万円以上するものが良く販売されているのですが、ピアノの場合は1万円前後で購入できます。
このようなピアノは電子ピアノとして売られているのですが、ピアノで音楽の演奏をしている場合、情景を思い浮かべながら演奏したりすることもあるため、想像力が達者になるというメリットもあるのです。
このようなメリットはピアノ以外では見当たらないかも知れません。
第三に、ピアノは強い刺激を求めるようになるメカニズムが存在します。
子どもの頃にピアノを触って、ジャーン!と強く弾き鳴らしたことがある・・・という人は多いでしょう。
要するに、ピアノで演奏をしていると段々と興奮していく要素があり、これが血流を良いものに変えてくれると指摘されているのです。
しかも、激しい音楽でなくても興奮する音楽は多く存在します。
人によっては、静かな音楽であっても波長が合う際は興奮し、血流改善につながることがあるのです。
第四に、ピアノは曲が非常に多いです。
作曲家が多いということでもあるので、自分が好きなものを徹底的に追求できる喜びがあります。
なによりも、上手い人の演奏はYoutubeなどの動画投稿サイトを使うと、無料で見ることまでできるのです。
目的を明確に決めて、趣味を満喫できる喜びがピアノにはあります。
交流も盛んな場合が多い
老後の趣味はピアノが良いと言われていますが、近年ではコミュニケーションに関しても評価されるようになりました。
地域の人との交流もあれば、楽器を持ち寄っての演奏会まであるのです。
このような魅力があるため、少しでもコミュニケーションを増やしたいという老人から好まれています。
なにより、このような交流会はどこでも開けるので、地域と一体化するような形で新しいイベントを増やしていくことも可能です。