老後の趣味としての通信講座

生涯学習のための方法として、実際に施設や学校に通うスクーリングだけでなく通信講座も便利な方法です。

通信講座は大手教育出版会社など多数の企業が提供しており、難関資格に対応できる本格的なものから、趣味や教養のために気軽に受けることができる講座までたくさんの種類があります。

独学でもできるような趣味でも、やはりきちんと学習をし直すことでまた違った楽しみ方ができたりするため、まずは興味のある分野一つからでも受講しておくことをおすすめします。

50代以降から受講をするユーザーもかなり多く、提供企業によっては受講者同士がつながれるようなWebサイトやツールも用意していたりするので、まずはどんな種類があるかを検索してみましょう。

高齢者に人気が高い講座としては、「行政書士」や「宅地建物取引主任」といた本格試験向けのものの他、「フィナンシャルプランナー」などの証券取引や投資に関するものが挙げられます。

他にも「実用ボールペン字講座」や「生活心理学」「薬膳コーディネーター」などのような実際の生活に役立つものも多く選ばれる傾向があります。

趣味を通信講座として受講するメリットは、やはり人生の質を高めることができるということに尽きます。

通信講座の場合、通学のための時間を必要とせず、自分の好きな時間に好きなように勉強していくことができます。

また通学での勉強に比べてかなり費用が安くなり、一つだけでなくいくつか一緒に受講をするということもできます。

さらにここ最近では通信講座もかなりサービスの内容が進化しており、テキストだけが送られてくるのではなくインターネットを使ってe-ラーニングができるようになっていたり、教材として必要な器具類をまとめて購入することができたりといったメリットもあります。

趣味を始めたいのだけどどういった道具が必要かわからないという人も、独学ではなくまずは通信講座から入ることで手軽に初心者向けのキットを手に入れることができます。

特に趣味にこだわりがないのであれば、ちょっと変わったものを選んでみるというのもおすすめです。

資格講座を扱う企業のカタログなどを見てみると、中には「こんなの誰が受講するんだろう？」と思うような不思議な講座もいくつか見られます。

ですがそうしたちょっと珍しい講座は普段の生活で使用する思考方法とは全く違う部分を使うことも多いため、脳によい刺激を与えることができます。

おすすめなのが「マジック講座」や「フィギュア組み立て」「大正琴」といったものあたりです。

カタログを見て「なんだこりゃ！」と注意を引くものがあったら、どんどん申し込んでみてください。