シニアの運動スタジオの高まる人気の理由
今シニア世代の運動に対する人気はとても高まっています。
2020年にはオリンピックも日本で行われることで、スポーツへの熱はどんどん高まっているのが現状です。
また寿命が伸びている現代、健康で長生きをするという健康寿命を意識しているシニアがとても増えており、シニアの運動に対する気持はとても前向きです。
そのようなことからシニア向きの運動ができるスタジオは、どこも人気が高まっています。
無理なくしっかり筋肉を付けるための運動が、自宅の近くでできるように地域密着型のシニアスポーツジムなども人気です。
そしてシニア向きのスポーツジムは、どこもシニアのための誰でも始められるプログラムの優れているところも人気の理由の一つではないでしょうか。
人気パワトレのトレーニング内容
東急不動産が20年のオリンピックを前に、田園都市線沿いに多店舗展開を計画している、シニア向け運動クラブ「らくティブ」は、今は川崎と赤羽の2カ所にあります。
ここで人気のプログラムが、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の町田修一先任准教授の開発による「パワトレ」。
腰や膝などを痛めやすい運動器具をまったく使わず、スクワットなどを取り入れた無理のないシニア向けのトレーニングプログラムです。
スクワットはつま先より膝が前に出ないようになど、膝や腰を痛めないための姿勢に徹底的にこだわり、安全に無理なく、しっかり筋肉を付けていくプログラムとなります。
靴が立ったまま履けるようになったというシニアや、4キロ脂肪が減り4キロ筋肉が増えたというシニアなど笑顔がいっぱいです。
またトレーニングのためスポーツジムに通うようになって、オシャレや清潔さにもこだわるようになったという、トレーニング以外にいろいろなメリットもあるようです。
またシニアは気づかないうちに水分不足で脱水症を起こすことがあるため、運動を1クール行うごとに水を飲むように指導されるなど、シニア向け運動スタジオだからこそキメ細かく行われています。
このように今シニア向けの運動スタジオがとても人気となっているのです。
高まるシニアのスポーツ意欲
スポーツ庁の調査によると1週間に1回以上運動している成人は、17年度に半数を超えたとのこと。
また一番この割合が高かったのは、なんと70歳代で71.3%。
健康維持に対する意識の高いシニアは、やはり運動の大切さを知る機会も多く、しっかり歩ける毎日をずっと維持したいと思っているのです。
今後シニアでも医療費は今のような恩恵はなくなり、どんどん医療費抑制の波が押し寄せてきます。
そして今多くのシニアが、元気でなければ寿命が伸びても意味がないという意識を持っているのです。