大人用粉ミルクの発売について
粉ミルクというと一般的には、母乳の代わりに飲ませる「赤ちゃんのためのミルクです。
牛乳の中の赤ちゃんにとって良くない成分を取り除き、母乳と比べて足りない成分をプラスし、赤ちゃんが喜んで飲んでくれるようにメーカーではそれぞれ研究を重ね、今のベビー粉ミルクになっているわけです。
しかし最近は母乳に含まれている、赤ちゃんに必要な成分が配合されているベビー粉ミルクがシニアにも効果があるのではないか? というシニアたちの声から、大手メーカーがそれぞれシニアのための粉ミルクを発売しています。
ただし実際にベビー粉ミルクは成分的にシニアにおすすめであっても、量的にはシニアが満足できるものではありません。
シニアが求めているもの
シニアが粉ミルクに求めているものは、いわゆる加齢によって体内で減少する成分がほとんど。
確かに今までは体内で生成されていた成分でも、加齢によって生成が低下し老化につながる成分はとても多くあります。
例えば軟骨成分であり美肌成分でもあるコラーゲンなどは、加齢によって生成が低下し老化による関節痛やシワなどの原因になります。
他にも母乳に含まれている乳酸菌やラクトフェリンなども加齢により減少する成分であり、シニアにとって喉から手が出るほど欲しい成分ではないでしょうか。
また加齢によってカルシウム不足も深刻ですが、母乳にはカルシウムも豊富に含まれています。
このように母乳成分が配合されている粉ミルクが、シニアに注目されることは当然かも知れません。
このようなことからシニアのための必要成分を、大人が必要としている分量、しっかり配合している大人用の粉ミルクが今注目されています。
今多くのシニアが求めているものは、1位:男女ともに記憶力向上、2位:男性は筋力アップ、女性は美肌向上と言われており、他にも腸内環境向上やカルシウムアップなどいろいろ求めているものがあり、これらをサポートする大人用の粉ミルクが発売されているのです。
こんな商品が発売中
大人用粉ミルクは、粉ミルクを製造販売して60年の歴史を持つ、雪印ビーンスタークからは「プラチナミルク」として、「forバランス」「forパワー」「forビューティ」の3タイプが販売されています。
それぞれ目的別に摂取することで、目的にあったサポート成分が配合されています。
また森永乳業からは「ミルク生活」が発売されており、酸に強いビフィズス菌BB536や、母乳に豊富に含まれ赤ちゃんを守るパワーを持つラクトフェリンや、免疫力を高めるシールド乳酸菌などが配合されています。
購入の9割は50歳以上というシニア中心とのこと。
他にも救心製薬からも「大人の粉ミルク」を発売しています。
乳糖を出来る限り除去し、牛乳が苦手な人にも飲めるようになっており、料理や水、コーヒーなどにも混ぜることができるので飽きないとのことです。
効果と利用者
やはり50代~60代のシニア世代の利用者が圧倒的に多く、シニア特有の不足成分をサポートするように、それぞれのメーカーでは個性的な成分をプラスして大人の粉ミルクを発売しています。