洋服

中高年だっておしゃれをしたい

鏡をみて「老けこんだな」と思ったら、まずは服装から変えてみるというのがおすすめです。

年をとってくると体系が崩れてきたり、若い頃のような服を着ると違和感がにじみ出るようになってきたりと、おしゃれをすること自体無理なんじゃないかというような気分になってしまいます。

確かに年に似合わない若作りは見ている方もちょっとと思うところですが、逆に年齢に合わせたコーディネートができている人というのは若い時とは違ったこなれ感があります。

中高年なんだからおしゃれは不要、という考えは全くの間違いです。

中高年になったからこそできるおしゃれをしていくことで、気持ちを若返らせて健康的な生活をしていくことができるのです。

これからおしゃれをしようと思う中高年世代の方には、まず毎日きちんと鏡を見るということから始めるのをおすすめします。

鏡を見て自分の見栄えをちょっとでもよくしたいという気持ちになってきたらそれからが本格的なおしゃれの始まりです。

世代を問わないコーディネートを身につける

中高年以降からのファッションで大切なのは、TPOを踏まえたコーディネートをするということです。

いわゆる「おっさんファッション」と言われる若い女性から嫌われるものというのは、場所や場面を考えずとにかく自分が楽であるということを優先することからきています。

年がら年中ジャージというのは問題外ですが、普段自分が趣味にしている釣りに出かけるときに来ているベストを飲み会に着ていったり、ハンカチを持つのが面倒だからとタオルを首にかけてそのまま出かけたりするようなことはないでしょうか。

中高年のファッションで最もNG行為といえるのはそうした服装への手抜きです。

ちょっとした外出であっても、人に見られることを意識して服装を整えるようにするということをしていれば、自然と背筋も伸びてファッションにも敏感になれます。

とはいえ、若い時と同じような気持ちで奇抜すぎるファッションに挑戦するのも問題です。

男女問わず言えることですが、身の丈に合わないファッションはむしろ老け具合を加速させてしまう効果があるため、あまりにも若すぎる格好もまたNGと思ってください。

最も無難なのが年代を問わずに使えるトラッドなファッションセンスを身につけるということです。

男性なら、チノパン、シャツ、ネクタイ、ジャケットといったアイテムでまとめるのがいいですし、女性も定番のスカートやブラウス、ニットなどをいくつか持っておけば年齢を問わずに使用していくことができます。

おしゃれは脳の活性化にも役立つ

最近では、美容サロンの人が高齢者向け施設からの依頼を受けて出張するというサービスが盛況であるといいます。

ネイルやメイクなど、高齢者が生活する老人ホームでは全く必要がないことのように思えますが、実際はそうではありません。

90歳近い車いす生活の高齢者女性であっても、メイクやネイルをしてもらうことで顔が活き活きとし、生活への意欲が湧くようになるのだといいます。

おしゃれは贅沢やナルシズムのためにするのではありません。

高齢者にとっても人としての尊厳を表現するものなのだと思い、ぜひいつでも身なりを気にして生活をしていってほしいです。