山

5月~8月がベストシーズン

登山で運動不足の解消といっても、どのようなシーズンにどれだけの標高を意識して登れば良いのか分からないという人もいるでしょう。
近年では、老人が登山で運動不足の解消を行っているケースも増えてきているため、体力にあまり自信がない人向けの登山について案内していきます。

まず、登山と言っても2000m以上の標高で登山を行う必要はありません。
500m~1500mが最適とされているのですが、これにはれっきとした理由があるので、そのことを知っておいたほうが良いでしょう。

理由その1はトレッキングシューズが不要というところです。
実際に登山を始めてみるとわかりますが、登山は初期費用だけで3万円~10万円ほどかかってしまいます。
標高が高い場合は専門の道具、キャンプ道具などが必要になりますので、さらにお金がかかってしまうと思ったほうが良いです。
しかし、標高が500m~1500mの場合は日帰りできる程度の山道となっており、しかも登山道がしっかりと開拓されているので、獣道に入ってしまう恐れもありません。

理由その2は人工的な施設が整っているところです。
標高2000m以上になると自己責任に関する看板が目立つようになります。
要するに危険な登山となりますが、自己責任で登る、もしくは下山することを選択してください・・・という意味です。
酷いケースでは、ベストシーズンとされている5月~8月にかけて雨季、もしくは濃霧などが発生するケースまであるので、安全な登山が約束されているわけではありません。

500m~1500mの場合、登山慣れしている人もいるので施設や、到達目標地点についてアドバイスをもらえるという利点もあります。
なにより困った際には助けてもらいやすい地形のため、迷子になっても大声を出すだけで元のルートに戻れることが多いのです。
登山は標高が高いほど面白い・・・というのは、玄人の場合に限るということを理解しておきましょう。

ちなみに、最低限の装備で登れる500m級であれば、1万円以内で必要な装備が整います。
なので、お金を限界ギリギリまで節約したい場合は、1000m以内で都合の良い山を探されたほうが賢明です。

集団で登山を体験する

登山で運動不足の解消をしたいが、登山は怖い・・・という場合はツアーに参加すると良いです。

最近は若い人でも登山が趣味という人が増えてきているため、バスツアーの中に登山が含まれているものもあります。
山の途中まではバスで上がっていき、そこから数百mだけ登山を楽しむというツアーになっているため、無理に一番下から登山を楽しむより、長い時間にわたって景色を楽しめるというメリットがあります。